楽天

Eコマースプラットフォームにアーティストネットワークを上手く取り込むことができれば、eコマース市場の更なる進出が期待できると悟った楽天は、マーケティング・ディビジョンの管下にあったその二つの要素を上手く連携させ、それを実績に繋げる方法を探していた。

ユーザーのための完全にデジタルなエコシステム

ユーザー体験を工夫したがっていた楽天、そしてユーザー体験の高質化という分野に多彩なオプションを提供していたBeLiveは、正にピッタリな協力相手であった。

その協力から生まれたのは、 「楽天ライブ」ー「ライブ・ショッピング」や「バーチャルギフティング」などインタラクティブな機能を楽天のプラットフォームに搭載し、エンド・ツー・エンド(E2E)のカスタマイゼーションで楽天のネットワークに取り込んだ、BeLiveの技術機能に基づき、楽天のプラットフォームに合わせて仕上げたライブ配信機能である。

BeLiveのライブ配信技術を導入したことで、楽天ライブは顧客層の拡大に成功した。更に、楽天ライブアプリの細かいバックエンドや運営側の管理をBeLiveに任すことで、営業やその他の面での管理に専念する余裕もできた。

BeLiveのホワイトラベル型サービスで、楽天ライブは小売業者にカスタムでプロフェッショナルなプラットフォームでの販売を可能にした。その結果の達成に、BeLiveは下記のソリューションを提供した：

• 完全ホワイトラベル型ライブ配信サービス
• UX/UI UX・UIを含めたE2E開発
• 顧客の既存エコシステムとの完全インテグレーション
• バーチャルギフティング等のライブ配信機能のカスタム化
• ローンチ後のアプリメンテナンスと運営

小売業者から良い反響を頂いた。

すべての利用者により良い体験を

ライブ配信を通じて、販売事業者側は直接顧客と触れ合い、タイムリーかつより親近感のある形で売買を行うことができ、ユーザー側もより対面販売に寄り添った、面ツー面でオーガニックなお買い物体験を楽しめることが可能となった。

BeLiveは、楽天に限らず、その他の企業との協力事業でも同様に一挙両得の結果を挙げている。我々とのコラボで刺激を受け、その後も更なるライブ配信技術の応用に挑む事業者も数多くある。

学びポイント

細かくきれいにプロデュースされ、瑕疵のないCMがありふれている現代社会では、少しラフで比較的に作りが控えめなライブ動画は、とても魅力的なものだ。

特に隔離や外出自粛などの社交活動制限に未だ終わりが見当たらないコロナ禍の時代では、 実際会っているかのように面ツー面でコミュニケーションが取れるライブ配信は、他人との触れ合いが恋しくなる時の救いになり得る。

操作が分かりやすいプラットフォームでスムーズに商売が行えることは、良いセールスや顧客体験の要である。BeLiveとの協力でライブ配信サービスの導入を簡易化し、事業者にもユーザーにも使いやすい販売・お買い物ツールの提供に成功した楽天は、顧客満足度や事業者売り上げを共に増幅させ、より高いユーザー・ロイヤルティやビジネスの拡大効果も得た。 正に完全勝利の結果である。

まとめ

ライブ配信は、規模問わず、どんな企業にでもその顧客体験に有益な効果をもたらせる。ビジネスの拡大、新たな事業の開拓、運営仕組みを保ちつつの問題解決、どんな課題であれ、自分のビジネスの強みと弱みを上手く把握し、ライブ配信などの先端技術を適切に活用すれば、楽天のような成功例もお手の物だ。